告知

「TSとTGを支える人々の会催し(1999年5月16日)
当事者と家族がもっと分かり合うために」(非公開)


         第60回「TSとTGを支える人々の会」催し・講演会/非公開             家族会「当事者と家族がもっと分かり合うために」    前回からしばらく間が開いてしまいましたが、多数のご要望にお応えして家族会第4 弾を開催します。特に家族で性同一性障害をめぐる話はしにくい雰囲気があるなという 方、この会に同席することによって、コミュニケーションのきっかけとしてみてはいか がでしょうか。  今回も多彩なゲストをお招きし、いろいろな視点で「性同一性障害をめぐる当事者と 家族」についてお話していただきます。まず、精神科医・塚田攻さんには精神医学の専 門知識だけでなく、日頃から臨床現場で当事者と家族の問題に関わっておられる立場か ら貴重なお話をしていただきます。米国で同性愛者と家族の抱える問題に携わって来ら れた鍛冶良美さんには、性的少数派という共通の視点から、社会の中で当事者と家族が 孤立しないための様々な取り組みをご紹介いただきます。またミニコミ誌「FTM日本」主 宰の虎井ま さ衛さんには、これまで当事者の家族から寄せられた質問「手術後、健康に 生活できるの?」などをご紹介いただきながら、手術を希望する当事者に関する具体的 な情報を提供していただきます。  後半部では、当事者と家族・パートナー(非当事者)が二つの部屋に別れ、誰に批判 されることもない安全な空間の中で、普段なかなか口にできない疑問や悩みを自由に発 言し合う時間を持ちたいと思います。前回同様に、非当事者(家族・パートナー)グル ープには、カウンセラーとして家族や性的少数派の問題に関わってこられた山中京子さ んと東優子さんに加わっていただきます。 ◆話し手&ファシリテーター紹介◆ ★ 塚田攻(つかだ・おさむ)さん  1978年慶應義塾大学医学部卒。浦和保養院常勤医として在職中、故高橋進委員長に精 神療法ならびに性に関する疾患の診断治療についての指導を受ける。90年、戸籍の性別 変更許可申請のための精神鑑定を行う。日本精神神経学会「性同一性障害に関する特別 委員会」委員。埼玉医科大学ジェンダークリニック委員。亀田総合病院精神神経科部長。 ★鍛冶良美(かじ・よしみ)さん  1985年ICU教養学部教育学科卒。外資系銀行員・学校事務員(大学牧師秘書)を経て 、1993年に留学。1995年ニューヨーク大学教育学部研究科保健教育学科修士課程におい てヒューマン・セクシュアリティ専攻。「アイデンティティーハウス」主宰。  「こどものころから、人間の性について専門に学んでみたいと漠然と思っていた。HI V 感染者の人権擁護のボランティア活動を通して、セクシュアルマイノリティに関する 自分の無知に気づかされ、また、自分の無知こそが、マイノリティーが生きにくい社会 を作ってきてしまっていたのだから、自分を再教育し、また自分の学んだことを他の人 にも分かち合いたいと思うようになり、大学院に留学した。ニューヨークでは、主にレ ズビアン・ゲイクリスチャンのコミュニティに身を置き、同性愛クリスチャンと友人の ためのニュースレター「キリストの風」を発行。また、実習生としてレズビアン・ゲイ コミュティサービスセンターに勤務。最近帰国し、日本での自分の仕事を模索中。 家族・友人の会、既婚同性愛者の配偶者のサポートグループを立ち上げたいと思ってい る。翻訳書「同性愛とキリストの教会」近刊。
★虎井まさ衛(とらい・まさえ)さん
 FtMTS。1963年、東京生まれ。法政大学文学部を卒業後、性別再判定手術を受ける。現
 在、文筆業に従事。著書に『女から男になったワタシ』『キアヌ・リーヴス!』、共著
に『ある性転換者の記録』(ともに青弓社)などがある。ミニコミ誌『FTM日本』、ニュ
ー スレター『ASIAN TS CLUB』主宰。「TSとTGを支える人々の会」運営メンバー。

★山中京子(やまなか・きょうこ)さん
 1977年津田塾大学卒。1983年ハワイ大学大学院ソーシャルワーク学部修了。以来、カ
リヒパラマ診療所家族計画部カウンセラー、神戸市民生局児童家庭課こども家庭相談員
、家庭養護促進協会思春期妊娠危機センター、千葉県立精神保健センターなどを経て、
現在、東京都衛生局医療福祉部エイズ対策室専門相談員として活躍する傍ら、東京女子
大学現代文化学部健康科学教室で非常勤講師(健康科学)として教壇に立つ。日本セッ
クス・カウンセラー・セラピスト協会認定カウンセラー。

★東優子(ひがし・ゆうこ)さん
 お茶の水女子大学大学院修士課程(心理学)修了後、ハワイ大学大学院でソーシャル
ワーク学・性科学を学ぶ。現在、お茶の水女子大学大学院博士課程に在籍する傍ら、(
財)日本性教育協会に勤務。
【日時】1999年5月16日(日)午後1:10〜4:50
【主催】「TSとTGを支える人々の会」 【協力】「FTM日本」
【会場】都内の公共施設
【参加費】1000円(カンパ歓迎!)
【問合わせ・連絡先】

〒156−0044東京都世田谷区赤堤二郵便局留 「TSとTGを支える人々の会」
※住所には、必ず「赤堤ニ郵便局」と漢数字の「二」を入れて下さい。そうしないと、
別の郵便局に配達されてしまいます。

【参加資格】
 TS/TG/TV当事者の方。またはその家族、パートナー、支援者の方々。

◆当日のお手伝いをして下さる方を募集しています。
◆参加者の方は、当日、このチラシ(コピー不可)を持参して、受付けに提示して下さい。
知人から教えてもらった方やパソコン通信で知った方は、電話で事前に申し込み、受付
け番号をもらって下さい。(参加者のプライバシーを守るためです。ご協力ください)
◆マスコミ関係者の参加、及び取材はお断わりします。写真&ビデオ撮影・録音厳禁。
◆遠方在住の方や、非公開でも出席できない方のために、本格的に報告集づくりのプロ
ジェクトをしています。

集会のテープ起こしとイラストのボランティアを募集中です。パソコンまたはMS−D
OS対応のワープロ、カセットテープレコーダーをお持ちの方で、比較的、時間に余裕
のある方、ご協力をよろしくお願いします!作業には、慣れない場合、1時間の講演に
5〜10時間かかります。また、原則として、テープ起こし希望の催しに参加された方
に限定させていただきます。     





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